コンテンツ
プロジェクトリーダー/サブリーダーになるための心構え
プロジェクトリーダー・サブリーダーになる人に向けての研修を受講したので、その感想と気づきをまとめたいと思います。
①作業の依頼事項の認識は合っているか?
プロジェクトマネージャから、口頭で業務を依頼されたとします。もしその場合、依頼された業務をそのまま実行しても問題ないか確認していますか?
認識ズレがあった場合、手戻りになります。依頼内容を文書化をして、あいまいなところがないか、確認すべきところはないか整理をした方が良いというお話です。
②あいまいな表現を使っていませんか?
例えば、WBSの1つの作業の進捗状況を報告するときに、だいたい8割(80%)終わりました。というような表現をしていませんか?
客観的に見て、正しい数値での報告が必要です。もし自分たちのチームの進捗報告を行う時には、定量的な計算を行い、あいまいさを排除すべきとなります。
設計工程での進捗率を表す表現としては、予定ドキュメント枚数と作成済みドキュメント枚数から、完成度合いで進捗率を出すといった表現になります。
例えば、予定:40枚、実績:20枚、だった場合は、20/40 x 100 = 50% の進捗で、あと20枚作成が必要です。というような感じで定量的な数値で表せるようにする必要がある、ということです。
③チームリーダー/サブリーダーとして、メンバーの状況を見ていますか?
よくありがちなのが、プレイングマネージャとして3~4名のチームで、リーダー自ら設計・実装作業等を行いながら、リーダーとしてメンバの管理作業を行うケースでは、自分の作業状況を中心にしてしまい、メンバーをおろそかにしてしまう、というパターンです。
常にチームリーダーとしての責任を持ち、メンバーの進捗状況を含めて確認をするようにしましょう。
④コミュニケーションの重要性
これもSEあるあるな事例です。チームリーダーが、「仕事だから」と割り切って、進捗会などの定例前でしか、メンバーとコミュニケーションをとらないケースです。メンバーからすると、リーダーと話しやすい雰囲気ではありません。
チームとして作業をしているのであれば、朝会・夕会といった短時間のミーティングを毎日行うことや、雑談レベルでのコミュニケーションをメンバーと取ることは、大事です。何かあったときに、話しやすい環境を作る、ということが必要です。