応用情報技術者試験の対策・勉強方法

はじめに、応用情報技術者試験を受験しようと思っている人がこの記事の読者だと思いますので、前提として、応用情報技術者試験よりも難易度が下になる基本情報技術者試験の資格を取得しているまたは、相応の知識・経験を保有している人向けの対策・勉強方法として、以降の記事は紹介をしていきます。

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応用情報技術者試験の午前対策について

応用情報技術者試験 午前対策の勉強方法

情報技術者試験の資格全体を通して、みんな同じ方法になるのが、情報技術者試験の午前試験の対策方法です。基本情報技術者試験も応用情報技術者試験も高度技術者試験もすべて、情報処理技術者試験の対策方法として同じになりますが、ズバリ「応用情報技術者試験の午前問題として出題された過去問を繰り返し解くこと」が、午前対策ではベストな勉強方法になります。

応用情報技術者試験の過去問を解くことがベストな理由

なぜ過去問を繰り返し解くことが勉強方法として良いのかについて説明します。これまで30年以上情報技術者試験は続いていますが、応用情報技術者試験の試験制度になってからも10年ほどたちました。応用情報技術者試験いずれの回でも、午前試験で出題される問題が、過去に出題された問題を多数流用しているという事実があります。もちろんそれぞれの年、春期の試験、秋期の試験によって、どのくらい過去問が流用されて出題されているかについてはバラつきがあります。統計的なデータでも、私個人の感覚でも50%程度は、過去問と同じ問題の出題になっています。

さらに一部の問題は過去問と全く同じではないけれども、問題の考え方・解き方が同じで、過去問を理解して解く力が備わっていれば、本番でも解けるだろうという問題も出題されています。そうすると、新規で出題される問題が多くて40%程度になりますので、新規の問題よりも過去問から出題される問題が多いということになります。

つまり、60%程度の問題が過去問からの流用されているため、応用情報技術者試験を合格するためには、過去問をしっかり解けるようになるだけで、合格ラインの60%に到達できることになります。

応用情報技術者試験 いつの過去問をやるべきか?

過去問をやればよいということはわかりましたが、ではいつ出題された過去問をやったらよいかについて、の考察です。理想は、できるかぎり全部の過去問をやることがベストです。しかし、応用情報技術者試験の受験者はだいたいが社会人であり、仕事をしながらという時間の制約もあるので、勉強時間も限られているので、どの問題をやったらよいかを効率的に選ぶ必要があります。

これも私の過去の経験則からになりますが、試験の直近(つまり前回、前々回)で出題された問題は、流用されて出る数が少なくなっている可能性が高いです。単純に、出題者のほうでも最近同じ問題を出題したので違う問題から出題をしよう、と考えているからです。

そして実際に選ぶべき過去問のテキストですが、ITECの参考書が良いでしょう。過去3回分の問題と解説が載っています。しかし、先ほど説明したように前回と前々回(過去2回分)からの出題は少ないと思っています。(ただし重要な問題は、繰り返し出題されています)ですので、過去6回分、合計で3年分くらいは過去問をやっておいた方が良いと考えています。

午前試験対策に十分に時間がない時に

過去問1回分の実施に120分かかりることと、問題を解いたあとには解説をじっくり読むため、1問あたり1分だとしても80分かかるので、過去問をじっくり問題を解き、解説も読むには十分な時間(3時間くらい)は必要です。

しかし、私が十分な時間が取れないときに行ったことは、問題集を持ち歩きつつも、問題を1つずつ見ながらとその解説をじっくりと黙読する、ということを行いました。全部はできないけれど、1つずつならば細切れの時間で試験対策ができるという考えからで、主に仕事の通勤電車の時間を使って行っていました。

細切れの時間を活用するという方法としては、休み時間(お昼休み)を使って問題を進めるということもおススメです。

問題を解くときの時間について

本番を意識して、練習の時でも問題を1問解くのにかけてよい時間は1問あたり1分で解くこと意識します。その理由は、本番の午前試験は150分で80問を解きます。1問あたり2分かけてしまうと160分になってしまい、時間オーバーです。解答用紙に回答をマークする必要があり、その時間も数秒ですが必要となりますので、1問あたり1分40秒が回答に使って良い時間のリミットです。

普段は1問あたり1分以内で回答ができるように練習をし、難しい問題や計算問題で時間を使いますので、余裕を持たせておくために、1問あたり1分で問題を解く時間とスピードを意識して体で覚えましょう。

応用情報技術者試験 午後の対策

午後の問題は選択式で必須問題と選択問題に分かれます。必須1問、選択式で10問中4問選択の合計5問が回答必要な問題数です。

選択問題の選び方

問題の選び方をどうするかですが、やはり受験前に選択でとる分野を決めておき、洗濯する予定の分野については、事前に過去問などで問題演習を進めておく必要があります。そうしないと問題が解けない可能性が高いです。

どの分野を選んだらよいかですが、各個人のこれまでの経験・スキルを考慮して選びます。実際に社会人として業務を行っている場合は、業務にかかわる分野を選ぶと問題の理解度が違うと思います。

もし、実務経験もなくどこを選ぶか特に決めていない場合、午前問題を解ける基本的な力と、追加で文章力さえあればある程度問題がわかるような選択をすると良いです。

具体的には、4つ選ぶとすると、経営戦略、プロジェクトマネージャ、サービスマネージャ、システム監査です。他の選択肢は、テクニカルスキルが必要になってくるので、実務経験がない場合大変になりそうです。※ただし、プログラムを学校で学んでいるなどは除きます。

また上記とは異なり例外ケースですが、プログラムの中に選択肢として「表計算」というカテゴリがあります。表計算はプログラムの中でもわかりやすく、難易度も低いので、これをしっかりと対策しておくというのも良いです。

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